【南仏⑤】アート心が刺激されるコートダジュール

honest152009-06-15

葡萄畑、オリーブ、野菜畑、放牧と
色とりどりの花や、起伏のある山を越えて
青い海が見える。
ここはコートダジュール
最初に訪れたのが、ヴァンスのロザリオ礼拝堂。
マティスが設計、装飾した。
壁も天井も真っ白なタイル張り。
そこに線だけで聖ドミニクス、聖母子が描かれている。
単純なだけに、印象的。
宗教画の教会とは異次元の世界。


サン・ポール・ド・ヴァンスに着いたのが、夕方。
閉館まで30分しかない慌しい訪問となったのは、マーグ財団美術館。
現代美術館。
入って直ぐの庭には、ミロやジャコメッティの彫刻が。
シャガールや、ブラックの作品もあるが、ミロとジャコメッティが美術館を征服していた。
中庭には、ミロの迷路があると聞いてたけど、迷路になるほど迷わない。
ここでは、ジャコメッティが心に到達した。


ニースを越えてヴィルフランス・シュル・メールという小さな漁村がある。
ここも親しみのあるいい町。
ここには、サン・ピエール礼拝堂がある。
ジャンコクトーが制作した小さな礼拝堂。
ここも所謂宗教画で描かれていない。
マティスとも時代が似通ってる時代に、現代に生きる礼拝堂を作ってる。
ふと、日本のお寺を考えてみた。
バルセロナのサクラダファミリアも昔ながらの宗教を越えようとしてる。
このコート・ダジュールでも、ビビッドな世界を感じる事が出来た。