【南仏⑥】鷲の巣に登り、F1ロードも走ったり

honest152009-06-16


コート・ダジュールは青い海のイメージがあるが、
10分も走ると山が迫ってくる。
その山にも中世から住み着いてる人がいる。
海彦と山彦がここにはいる。


エズという町がある。
427mの岩山の頂上周辺の鷲の巣村。
中世の村、石畳の道の周りには、ギャラリー、雑貨、カフェがある。
車では入れない。
坂道や階段を登る。
膝を痛めていたので、余り登りたくなかったが、上に素敵なカフェがあると。
カフェはホテルにもなっていて、そこから見る地中海は絶景。
ここで飲んだアイスティーも絶品。
外敵から逃れるように、入り組んだ狭い坂道の中に住んでた中世を思い浮かべた

エズから山道を降りて、モナコに向かう。
1週間前までモンテカルロ・F1グランプリが行われていた。
唯一公道を走るF1。
この道を走ってみたかった。
日本で公道を走るレースが出来ないか、考えた事もある。
モナコの商店街の中をF1が走るなんて、良くやったね。
走る時は、道端にポールを立てるようになっている。
町の中をぐるぐる走り回り、ゴールに出来た観覧席で記念写真を撮った。




F1ドライバーから目を覚まし、カーニュ・シュル・メールにある今宵の宿に向かう。
この町にはあのブリジット・バルドーの別荘がある。
昔のバルドーはセクシーだった。
モンローより悪女風だった。
この町の山側にミシェラン星一つのレストランがある宿がある。
パリ娘が、今回の旅で色々調べておすすめの宿。
Le Cagnard
山道を登ると、道ががくんと狭くなる。
ここに来た人の話では、行きは上れたが、帰りは駄目でドアをこすったという。
どうしようと、足で確認のため登っていく。
道を間違えて、お城の下に出てしまった。
ホテルがどこにあるか、車に乗ってる人に聞いたが、知らないという。
そこへ、思いがけないヘルプ。
”日本の方ですか?”日本の女性がホテルを教えてくれた。
車の大きさを聞いて、大丈夫と言ってくれた。
彼女はフランス人と結婚してると言ってた。


ホテルまでの道は狭くて、サイドミラーを倒さないと登れなかった。
ホテルの玄関は、普通の家と変らない。
険しい山に宿を構えるんだから、入り口のスペースは取れなかったみたい。
ホテルに入ると、二つ部屋を取ってくれた。
部屋から見ると、カーニュ・シュル・メールの町が一望の下に。
町の向こうには、地中海。
中世の雰囲気の部屋は素敵だった。
残念な事は、ここのレストランがディナーは辞めてた事。
経済危機はここまでもきてた。
ホテルの人が近くのレストランに案内してくれた。