知床の岬にハマナスの咲くころ♪♪

honest152009-11-11

大学4年の秋、東京オリンピックのフェンシング会場になり、
何故か大学は休講になった。
折角の休みだからと、東北から北海道の旅に出かけた。
恐山の霊が住んでるような世界、
スルメを干していた大間、
函館への船から見たイカ獲り漁船の灯、
札幌で食べた「熊さん」ラーメンのおいしさ、
層雲峡のモミジ等等凄く印象深い旅を続け、
知床のユースホステルに着いた夜、
知床旅情」を聞いた。
森繁が作ったという歌を何回も聴いてる内に、
自分の口からも自然に歌えるようになっていた。


あくる日、ホステルのトラックに乗って、知床五湖に向かった。
当時まだ知られてなかったが、五湖に着いて気持ちが高揚した。
深い木々に囲まれているせいか、風を防いで小さな湖が鏡のようになっていた。
頃は紅葉の盛り、リアル紅葉と鏡紅葉のダブル。
静寂の中で、心が落ち着き、更には高まってきた。
帰りのトラックでは、皆で知床旅情を唄い続けた。


会社に入ったら名古屋勤務、研修が終わって同期が送別会を開いてくれた。
その時会の終わりに自分が唄った歌が、この知床旅情
知床の岬に♪♪
、、、、、♪
、、、、、、♪
別れの日が来た 羅臼の村にも 君は出て行く峠を越えて
忘れちゃいやだよ 気まぐれカラスさん♪♪
私を泣かすな白いかもめを♪♪♪


楽しくも哀しくも心に残る歌ですよ、森繁さん!