【夏旅6 】有料橋を通ってウエールズに入る

honest152010-07-26

今回の目的は、全英オープン開催ゴルフ場でプレイする事と、
ウエールズでもプレイする事。
スコットランドアイルランドを旅してきて、同じような歴史的環境にある
ウエールズが気になっていた。
イングランドの圧力で、ケルト系は地の果てまで追いやられた。
ウエールズも、例外ではない。
土地も肥沃ではなく、イギリスには珍しく山あり、谷あり。
イギリス本土の中南西部に、瘤のようにウエールズはある。
イングランドの何人かに聞いた。
ウエールズには行った? 行く?”
皆一様に”ノー”
どうも関心が無いみたい。
そんな魅力無い所か?
全英オープンも開かれた事はない。


ブリストルにあるボブさん家を朝でて、20km程走ると、ウエールズ
渡る橋がある。セヴァーン橋は近代的なつり橋。
所が、ウエールズに渡る時は、有料。ウエールズからイングランドに入る時は
無料。これはどうしてなんだろう?
財政的要因か、差別的要因か?


ブリストルから自動車道を快適に走って、今日のゴルフ場 Pennard に着く。
トローリーを借りてコースに出ると、看板が。
The Links in the Sky. とある。
イングランドの平坦なゴルフ場と違って、入り江あり、丘あり、見渡せる
Viewが素晴らしいとの表現らしい。
メンバーの人が、ここの景観は素晴らしいよ、と念を押してきた。

一番ティーに立つ。
相変わらず、目の前はラフというかブッシュ。
それでも大分慣れて、スムーズにスタート。
ハーフ廻った頃から、景観がごろっと変る。
入り江のビーチを望めるホールが現れたり、古城が出てきた。
圧巻は、一番高い所から4ホールのグリーンが見渡せた。
景観に心を踊らされながら、スコアもまとまってきて18番のティー
に立った瞬間。 カミナリ。
やばー、と思いながら4人がドライバーを打ち終えたら、大粒の雨が。
皆に、止めて引き上げようと叫びながら、クラブハウスを目指して走る。
たった1ホール走っただけなのに、皆パンツまでびしょ濡れ。
クラブハウスで雨宿りしてたメンバーが、”Sorry! Sorry!"
ウエールズの人は、我々異国の人間が、折角ウエールズまで来たのに、
雨で申し訳ないと、本当に思っていた。

昨日のイングランドのゴルフ場よりはるかに安くプレイできた。
しかしコースそのものは、個性的で素晴らしかった。
どうしてウエールズ全英オープンやらないの?