6歳児のおもてなしとライオンの話

honest152010-11-04

昨日3日は、「平和のつどい」に行くつもりだった。
”ヤクーバとライオンから考える”という9条の会の催し。
しかし、東京ファミリーからヘルプの要請。
来年小学校に行くAYUの受験で、親の面接があるという。
その間、AYUとYUKAの面倒を見て欲しい、と。
朝9時半頃彼らのマンションに到着。


親達は、まるで入社試験にいくようなリクルートルックで出かけた。
6歳のAYUと2歳のYUKAのお守というつもりで行ったが、
AYUは、CDをかけて踊り始めた。
前見たフラダンスを見たかったのだけど、見せてくれず
新しい踊りを見せてくれた。
踊りが終わると、折り紙を折ってやる、と言う。


”葡萄”を作る、と言う。

葡萄色の紙をハサミで切っていく。
結構丁寧にやる。
切った紙を丸めて、糊付けして輪にする。
時間がかかって投げ出すかな、と思ったけど、最後までやる。
緑色の茎まで付けて完成。


こちらが面倒みるつもりが、知らず知らずのうちに、
AYUのおもてなしを受けた。

彼女の部屋には、描いた絵が貼ってあった。
いつの間にか、成長してるんだ。
二人と早飯のおにぎりを食べて、両親の待つ地下鉄の駅まで向かった。
地下鉄のホームで一瞬AYUがいなくなった。
電車が入ってきても姿が見えない。
一番後ろの車両まで行ってしまってた。
そこから青くなって走ってきた。
急にちびっ子になっていた。


地下鉄の駅で両親に会い、ハグしに走って行った。
彼女は、午後から二つ目の受験があるんだって。
きっと心の中で、彼女なりの思い込みがあったんだろう。
そんな緊張する日なのに、おもてなしをしてくれたAYUの姿は、
受験の時間の中では見えないだろうな。


その駅で彼らファミリーと別れ、岐阜に向かう。
3時過ぎに「平和のつどい」会場に入る。
丁度柳田邦男氏が講演してた。
彼の訳した”ヤクーバとライオン”の話とか、今翻訳を始めた
”チャンピオン オブ チルドレン”の話をしながら、命の大切さ、
戦わぬ勇気、信頼等を話していた。
とつとつよした、誠実な語り口だった。
会には800人もの人が耳を傾けていた。
間に合ってよかった。