直島では、現代アートが生きている

honest152010-11-14

古い家が寄り添う本村、宮之浦地区から住宅のない地区へ。
小さな島なのに、起伏あり、入り江ありと変化に富んでいる。
そんな場所に、アート施設が点在してる。
ベネッセハウス・ミュージアム、Lee-UFan美術館、地中美術館
屋内での展示だけでなく、ビーチや、広場や、山や、アプローチに
個性的な作品が待っている。
自然の中で作品に出会うと、何か語りかけてくるようだ。


ベネッセハウスの前のビーチの突堤に、カボチャが。
台風の時に流れてしまったそうな。
庭園には、カラフルな動物が存在を誇示してる
ベネッセ・ミュージアムでは、ヴェニスビエンナーレの作家の作品が。
特に目を惹いたのが、「100生きて死ね」という作品。
ネオンで、LiveとDieを使ったフレーズが点滅する。

この二つの言葉で、この世は表現できるのか、と思ってしまう。
瀬戸内海の水平線と同じ高さに展示した写真もある。


Lee-UFan美術館は、館内に至る空間、アプローチで、作品を表現。
安藤忠雄とのコラボで、この美術館は魅力を増している。
直島の自然、地形と呼応して創作している。
幸せだね直島さん。


地中美術館は、山の頂の地中に作った。
入り口までの道は、モネの愛した植物を配した庭園。
頂からは、穏やかな瀬戸内海が見える。
中の作家は4人。]
モネ、デ・マリア、ジェームス・タレル、安藤忠雄
印象的な作品は、デ・マリアの球体。
天井の明かり窓から、日の出から日没の間までの表情が微妙に変化。

宿泊したベネッセハウスの中も、アートの世界に取り囲まれている。
自分には、アート心は余りないが、それでもアートが染みてきた。
体で感じるものなんだ。
穏やかな海、曲がりくねった道、こんもりとした林、
周りが見渡せる山といった自然とアートが呼吸してるようだ。