薩摩は独立気概満ちていた
一年へ組み全員集合したのが、指宿白水館。
えらくりっぱな旅館。
お風呂も沢山あるし、廊下を通ると、歴史上の偉人、
陶器、絵画、書が何気なく飾られている。
旅館の隣に、「薩摩伝承館」がある。
”薩摩がわかる”というキャッチコピー。
中に入った処が、金襴手という薩摩焼の世界。
恥ずかしながら、初めて出会う金襴手。
これが凄い。
先週萩焼を見たけれど、世界観が違うみたい。
1867年のパリ万博に、「薩摩琉球館」として出展したときの
メインが、この金襴手。
ヨーロッパの人に、興奮をもたらした、という。
この時、日本はまだ江戸時代。
ヨーロッパの人は、薩摩という国があると信じたらい。
勲章も作ったらしい。
鎖国していた時代、海外に門戸を開いて活躍していた薩摩。
今回の旅のあちこちで、薩摩自慢に出会った。
江戸時代の他藩に迎合していない独自の世界観。
あの西郷隆盛が、薩摩の芯にいる。
ヨーロッパにパリに大いなる感銘も与えた。
そんな薩摩白水館に、われら同窓生16人が、大広間に集まった。
広すぎる大広間で、久しぶりの会合を楽しむ。
50年ぶりのN君にも会った。
お互いに記憶がない。
それでも同窓生とあって、話が弾む。
この旅館の幻の焼酎「森以蔵」が2本提供される。
ロックで飲め、といわれて飲む。
酔いが廻る。
幹事が、来年の予定について皆の意見を聞く。
ゴルフ優勝の流れもあって、来年は岐阜開催と決まった。
大変だー、と悪酔いして、夜が更けていった。