薩摩は独立気概満ちていた

honest152011-04-16

一年へ組み全員集合したのが、指宿白水館。
えらくりっぱな旅館。
お風呂も沢山あるし、廊下を通ると、歴史上の偉人、
陶器、絵画、書が何気なく飾られている。
旅館の隣に、「薩摩伝承館」がある。
”薩摩がわかる”というキャッチコピー。


中に入った処が、金襴手という薩摩焼の世界。
恥ずかしながら、初めて出会う金襴手。
これが凄い。
先週萩焼を見たけれど、世界観が違うみたい。
1867年のパリ万博に、「薩摩琉球館」として出展したときの
メインが、この金襴手。
ヨーロッパの人に、興奮をもたらした、という。
この時、日本はまだ江戸時代。
ヨーロッパの人は、薩摩という国があると信じたらい。
勲章も作ったらしい。

鎖国していた時代、海外に門戸を開いて活躍していた薩摩。


今回の旅のあちこちで、薩摩自慢に出会った。
江戸時代の他藩に迎合していない独自の世界観。
あの西郷隆盛が、薩摩の芯にいる。
ヨーロッパにパリに大いなる感銘も与えた。
そんな薩摩白水館に、われら同窓生16人が、大広間に集まった。

広すぎる大広間で、久しぶりの会合を楽しむ。
50年ぶりのN君にも会った。
お互いに記憶がない。
それでも同窓生とあって、話が弾む。
この旅館の幻の焼酎「森以蔵」が2本提供される。
ロックで飲め、といわれて飲む。
酔いが廻る。
幹事が、来年の予定について皆の意見を聞く。
ゴルフ優勝の流れもあって、来年は岐阜開催と決まった。
大変だー、と悪酔いして、夜が更けていった。