Villa”AKIKO”に泊まりませんか?

honest152011-08-02

日本人あきこさんが営むペンションに向かう。
近くに来たら電話して、という事で電話。
迎えに来る、と言う。
こちらもレンタカーだから、教えてくれれば自分で行く、と言ったが。
どうしても迎えに行く、と言うので待つ。
ペンションというからには、きっと景色のいいお洒落な処に
あるだろう、とイメージしてた。
20分程して迎えの車が。あきこさんの娘婿さんが来てくれた。

レンタカーは、下に停めて置く、との事。


迎えの車に乗って、愈愈あきこさんのペンションに向かう。
濁流の谷川を渡る時、橋が流れてしまうんじゃないかと心配。
山道は、険しく土砂が流れてる。
崩れそうな道を四駆が登ってゆく。
とてもじゃないが、レンタカーでは無理。
タイヤが埋まるんではないかと見ていたが、道は石と岩で頑丈。
雨は土砂降り。
お洒落なペンション、というイメージはすっ飛んで、
ワイルドな山小屋イメージに変わった。
怖い怖い山道上りの末に、ペンションに到着。


夕食がまだだったので、食べれますか?と聞くと
勿論ありません、との返事。
"えっつ!”と絶句したら、”冗談 冗談”と笑顔。
会いたかったあきこさんは、まだ戻ってない、との事。
夕食は、何と天麩羅と白米と味噌汁が出てきた。
びっくりした。。

海老天や、地元野菜の天麩羅をおいしく食べた。


あきこさんが帰ってきた。
今から22年前の冬、このポーランドの小さな村に来て、
すっかり気に入って、2年半かけてVillaを建てたそうだ。
当時45歳、未知の国、未知の人の中で、山道も切り開いて、
Villaを建てた。
木造教会の建て方も、地元の棟梁と相談して参考にしたそうだ。
当時社会主義体制が崩壊し、ごちゃごちゃの中で、
事務手続きの煩雑さや、設計家との軋轢、作業工程の違い等の

困難を乗り越えての完成だったそうだ。


あきこさんは、自分とほぼ同じ年齢だけど、パワーに圧倒された。
娘さん、息子も相次いでポーランドに来て、言葉を学び、
今やこの国に根付いているそうだ。
部屋は、山小屋風で、晴れてるとタトラ山脈が見渡せる、という。
我々は、土砂降りの山道上りという、経験で興奮してしまって、
景色は二の次でよくなった。
彼女のホームページは次の通り。見てみて!
www.akiko.pl