初めて金剛山歌舞団を見る

honest152011-12-04

誘われて、金剛山歌舞団の公演に出かけた。
在日の歌舞団。
普通は、関心を持たないし、色眼鏡でみてしまう。
演目が始まっても、独特の衣装、色、群舞に、
ちょっと引いていた。
それでも歌唱力はあり、メロディーも現代的。
テーマは「虹の彼方へ」。
今の苦しみを、皆で力を合わせて乗り越えていこう、と。


唄はうまいし、踊りもうまい。
何かNHKのステージを見てるみたい。
全体に固い。
うまいけど、中々溶け込めない。
唄や、ピアノで独唱があったりして、楽器を持った
1人の若い男がでてきた。
チャンセブの独奏が始まった。
うまい!
彼が雰囲気を変えてくれた。
色眼鏡が普通のメガネになった。


二部では、「農夫の踊り」が印象的。
タップまで披露してくれた。
民族太鼓での合奏も、勢いも、アドリブも、迫力もあった。
思った以上に素晴らしい歌舞団だった。
歌舞団が、北の広告塔の役目もあるだろうけど、
在日の人達の心を考えると、複雑な気持ちになる。
北の動きは、殆どが非常識だし、納得できない。
在日の人達は、国が評判悪いのも承知してる。
それでも自分の国だ。
国と個の問題までも考えさせられたけど、歌舞団はうんと稽古してた。
歌舞のレベルは、高かった。