【台湾 ①】太陽を一度も見れなかった旅
30年程前に、一度来たきりの台湾。
ただ去年ホーチミンの帰途、台北空港にトランジット。
その日が、3月11日。
東北震災を、台北空港のテレビで知った。
そんな台湾に、久しぶりに出かけた。
2月に記念すべき大台の誕生日を迎える先輩のお祝いツアー。
日本は、寒いので暖かい台湾でゴルフとグルメを楽しもうと。
台北空港は、雨。寒い。10度もない。
早速九フンに出かける。
「非情城市」の舞台で有名と書いてあったが、
地元では、「千とちひろの神隠し」の舞台でのほうが有名だそう。
涙がでそうな長い階段が続くと聞いて、腰が引けたが、
傘をさし狭い階段を登ってゆく。
狭い道の両側には、小さな店がずーっと続いてる。
雑貨、お茶、飲茶、お饅頭等の店は、懐かしい夜店風。
臭いのにおいしい”臭豆腐”も名物だという。
店を見てるのに気を取られ、疲れないままに、ほぼ頂上に到着。
お茶を飲もうと、お店に入って、色々なお茶を馳走になる。
微妙に香り、風味が違うけど、口当たりがいい。
おいしいお茶には、さつまいも饅頭をと、買ってきてほうばる。
雨と寒さで、イメージと違う台湾インだったけど、
雨も傘も寒さも似合う「九フン」で、台湾が好きになった。
マイクロバスから見る風景も、馴染みやすい。
どうやら漢字が読めるから、感覚的に受け入れてるようだ。
ディナーは、台湾料理。
ブタの角煮、イカボール、海老の湯がき、卵の白身とホタテ等と
紹興酒。
美味しい。
他の三人も、この国が気に入ったみたいだ。
美味しかった。