党を解体して欲しい!

不謹慎だけど、選挙報道を見たり、聞いたりすると、拒否反応する。
一番嫌なのは、「日本を取り戻す」と言ってる党。
ここ30年利権集団、官僚、政治家を作ってきた反省をきちんとやって!
「利権を取り戻す」としか聞こえない。
3年の民主党政権を非難するなら、自民党政権時の歪みを見つめなおす良識を持ちなさい。


日本が、世界の中で評価をうけているのは、決して経済的な理由からではない。
相手を思いやる心が、どこよりも大切にしてるからである。
国の政治家の役割は、きちんと国の行くべき方向を明らかにすること。
方向を解決する手法については、各論として議論の積み重ねで、決めればいい。


たとえば「戦争をするのか?」
という問いにどう答えるのか。
戦争をしないという憲法を持った国として、世界に範をたれる事ができるから、
尊敬を受けてきた。
戦争を知らないトップは、戦争体験者の切実な声を聴ける仕組みをもつべきである。
国防軍をつくると言うと、あっという間に、日本は戦争に巻き込まれる。
戦争をしない国という、尊敬もなくなる。


財政赤字を改善する」
自民党と官僚が、無駄使いをしてきた箱物、外郭団体の改革。
取れてない歳入のきちんとした確保。
そのためには、歳入庁をつくるしかない。
これをやった上で、消費税を考えるべきである。


原発とエネルギー」
使用済み核燃料の保存方法が、見えない限り原発に頼らないエネルギー開発は、
緊急の課題である。
原発をなくしたら、どうなる。電気代が高くなる、という議論は、話をそらす。
基本は、どれだけ英知を集め、どれだけのスピードで答えをみつけていくか、である。
原発利権集団のための保護ではない。


他の課題もまだまだあるが、選挙にあたって、党の方針らしきものを見ると、
これは、納得できるけど、これは駄目という項目が多すぎる。
党も総理も、国会議員も選ぶような選挙にしては、ごちゃごちゃ。
まず総理を選ぶ選挙をして、時間がかかってもとことん議論して、総理の方向をあきらかにする。
国会議員も、いまのままだと単なる投票マシーン。
人数を思い切り減らして、法案ごとに、議員名明記で投票するという形にして、
議員の考えを、有権者にもわかるようにする。
党がいらなくなってきた。
国会議員じゃない監査機構を作って、選挙、議員、国会の仕組みを変えていかないといけない。
このままでは、政治、経済と弱まってきた日本の、最後の砦”良識”まで弱ってしまう。