ギネスの泡のきめ細かさは、この玉に秘訣あり。

去年アイルランドに足を踏み入れた瞬間に
パブで、ギネスを飲んだ。
あの黒い苦そうなビールがうまかった。
苦味もない。
ビアカップに注ぐ時、全体の８割を一気に入れ、
２分程時間を置いて、泡を注いでいった。
この泡がギネスの旨さの秘訣のようだ。

パブで飲む時は、ただ美味しいと飲んでいたが、
缶で飲むと美味しくないんじゃないか、と思ってたけど、旨い。
缶の中で、ゴロゴロ音がする。
この中に玉みたいなのがあるんだろうと。
そこで、自分は単にイメージして、おしまい。

パリで、娘の部屋で、飯を食べた時、彼女がギネスの缶を買ってきてくれた。
何処かで、ギネスが旨いと言ったのを覚えていたんだろう。
パリのギネスも、泡がきめ細かくて美味しかった。
缶の中に玉みたいなのが入ってて、きめが細かくなるんだ、と娘に言った。
日本に帰ってから、娘から写真が送られてきた。
どうやら、ギネスの缶を切り開き、玉を取り出したらしい。
プラスチックみたいな白い玉が入ってた。
黒いギネスに、こんな白い玉が入ってるなんて、不思議だなー。
自分はイメージするだけで終わるけど、
娘は、ゴトゴトする音の正体を明かした。
自分にはない性格が、娘にはあるみたい。