小さくても、刺激的な日仏親善大使!
10年パリ在住の娘が、パートナーを得て、この2月に娘を授かった。
連休前の4月26日に、パートナーと共に里帰りした。
娘自身の希望は、桜並木、温泉、おいしい魚。
パートナーの希望は、日本海を見たい。
まずサンローズさんちへ。
そこにひと月前に生まれた先輩ベイビーが待っていた。
赤ちゃん同士のご対面は、それなりに交流してる。
[
サンローズさんは、パリ娘のベビー”あお”ちゃんのために、新作のバラ”あお”を用意してくれた。
薄紫の自分名前のバラをつかんで、笑った。
わかるのかなー?
最初の温泉は、秋神温泉。
娘が小さい頃よく行ってた。
素朴な温泉宿だけど、殆どが採れたての山と川の食材。
おいしい。
シェフは、前パリで修業してた。
顔を出してくれて、彼にとっても久しぶりのフランス語を楽しんでた。
秋神の近くは、山桜はまだ咲いてなかったが、枝垂れ桜が、あちこちに。
青屋の枝垂れ桜は、”あお”にちなんでると、見に行く。[
田んぼに水を張り、水面にも映るように工夫されてた。
桜並木は、奥飛騨の栃尾温泉まで出かけて、やっと見られた。
おいしい魚と日本海を求めて、和倉まで足をのばす。
3年前世話になり、会話を楽しんだ若女将が、育休中ということで、会えないと思ってた。
夕食の部屋に入ってすぐ若女将が、赤ちゃん連れて登場。
何と1日違いの先輩ベビーと、ここでもご対面。
感激。
千葉で知り合い、和倉まで来た若女将と、パリに行った二人が、ベビーを抱いて会った。
パリ人のパートナーは、口癖のように”ありがとう””大丈夫”と言う。
日本が好きのようで、娘とも一緒になった。
食べ物を納豆以外何でも、おいしそうに食べる。
日本語と、英語での会話がほとんどだったけど、何とか意思疎通もできた。
ヨーロッパ人だなと思うような発言もあったけど、自分の考えを臆すること言う。
異文化交流では、肝心な事。
彼が作ってくれた”クレープ”もおいしかった。[
彼らは、出会った人々に色んな刺激を与えてくれた。
ただ何と言っても主役は、ちびっこの”あお”
彼女の名前の由来は、亜細亜と亜と、欧州の欧。
異文化国の架け橋になるのでしょうか?
昨日の朝、大泣きしながら”あお”は帰っていった。
カンボジア=地雷と修復と寺小屋そして笑顔
12歳の87が、ハードな中学受験を終えて、カンボジアに向かった。
岐阜県ユネスコ協会は、今年で7回目のカンボジア・スタディツアーを実施。
ベースは寺小屋運動の支援と実践だが、日本の若者がカンボジアで体験して、
体感、理解し、交流する事も大きな意味がある。
さて12歳が、帰ってきてから報告会用のレポートを送ってきた。
事前に調べたカンボジアは、実際より遠く、日本との温度差に驚いたようだ。
おとなしい子だと思ってたけど、意外や意外。
とても社交的、皆と話こみ始めた。
多少の緊張が解けた状態で、カンボジアの子供達と出会った。
子供達の”笑顔”に元気をもらったようだ。
学習環境は、貧しいんだけど、子供達は明るく勉強を楽しんでいる。[
大虐殺で沢山の人が命を失くし、今でも20歳以下が50%近くを占める国。
識字率も、まだ50%にいかない国。
言葉を学ぶ事によって、病気や、事故、戦争や間違った事を学んでいく。
鉛筆、ノート、消しゴムもままならぬ寺小屋で、目が輝いて勉強してる。
その明るさに87は、目を見張った。
アンコールワットは、彼女にとって一番の思い出になったらしい。
87の父が(私の息子)が、学生のとき、アンコールワットの修復に参加した。
その時、カンボジア側から参加した若者(チア)が、その頃の事を覚えてて、
87の父のことも覚えていて、出会えた。
チア君は、両親を虐殺され、その後日本に渡っても、いじめられたりした。
今は、明るい顔して、日本人向けのガイドをやっている。
87の父も、それなりの年月を経ての彼との交流があるかも知れない。
地雷の撤去場所では、JMASという団体が作業をしてる。
現場で撤去作業してるのは、自衛隊OB。
素人ではできない、この仕事。
地味で危険な、この仕事。
87は、こんな感想をもった。
「人を殺すために一生懸命考えて地雷をつくったのは、人間。
地雷を命かけて処理してるのも人間。
この”人間”の差におどろかされました。」
地雷を危ない物だと知らずに、手で持ってる子がいる。
教育が大切だな、と思った。
普通の国民が、被害を受けた国民を助けてる、
カンボジアの人は、たすけあいながら生きてると思った。
凄いなーと思う文化だけでなく、いやな歴史もあるカンボジアが、
明るくさらに成長してくれることを願ってる。
12歳の日本の子の感想でした。
3月になりました。色々ありました。
古希を祝ってもらおうと、リクエストをした。
ショールとか、ピンクセーターを貰った。
背中に掛けるバッグを要望したけど、まだ来ない。
あの事件の前のグアムにも出かけて、ゴルフ、バーベキューと楽しんだ。
飲み会もやった。
昨日で閉まったスナックにも。
良く通ってた居酒屋は、親父が倒れて、いけてない。
ちびっこの一番上の子は、去年から中学お受験に挑戦。
緊張で、大変だろうと思ったが、意外や意外”緊張しなかった”と。
第一志望は、駄目だったけど、第二志望が合格。
第一志望が失敗したときは、涙涙声で、慰めるのに困った。
男より女は、恋に失敗したときの切り替えが早い、と変な慰めをした。
涙声で聴いてたのに、第二志望が受かった時に、この言葉を覚えてた、と。
ちびっこは、そのあとカンボジアにまで、出かけた。
知らない人と、どんどん話しかけ、びっくりするくらい社交的になった。
成長が早い。
ちびっこたちが、カンボジアに言ってるときに、パリ娘に、ようやく娘が生まれた。
バレンタインデーが、予定日だったけど、二日遅れで出てきた。
彼がフランス人だから、どちらの遺伝子が強いかな、と思ったら、”アジア顔”だとの連絡。
日本の勝ち、かなと思ってると。
彼のお母さんが、彼の赤ちゃんの時の写真を組み込んで、楽しい合成写真を作ってくれた。
それを見ると、彼の赤ちゃんの頃とそっくり。
さあ、これからどんな顔になっていくんだろう?
家のお雛様も、4人の孫娘たちに楽しんでもらおう。
今日、古希を迎えました。
信じられない、、と事ですが、今日古希を迎えました。
もし交通事故に会うと、70歳の老人,車に撥ねられる。
と書かれる年頃ですが、本人にその自覚がない。
若い人に、これまでの経験と知識を伝える年齢なのに、あまりしていない。
もっぱら、自分の楽しい事をやっている。
身の回りの連中が、あれこれ忙しくしてるのを見て、楽しんでいる。
今年は、特に家族に出来事が続きそう。
お受験やら、ベービーやら、来日家族やら、、。
ちびっこと、遊ぶにも体力がいる。
パリ娘と付き合うには、フランス語がいる。
ちょっと努力を必要とする年でもある。
日本を眺めると、安部さんの勢いに、大勢の人が神輿を担いでしまっている。
日本人の、最もやばいワンパターン行動の気が出てきた。
我々の世代は、敗戦、貧乏、戦後民主主義、高度成長、公害、オイルショック、ドルショック、
円高不況と、さまざまな経験を経て、考え方が幅広く持ててると思う。
きっと、このあたりを表現したり、注意を喚起したり、行動したりすのも、古希の役目だろう。
敵艦が、右舷から航行とあれば、左舷を見る。
インフレと言えば、その功罪を検証。
円安も同じ。
成長経済と言えば、持続可能な経済を考える。
右翼と言えば、左翼、中葉を見る。
シンプルに物を考え、事に当たりたいが、単純ではなく、多面的に考え、行動していきたい。
良い加減を考えて。
東京オリンピック招致を考える
1988年の名古屋オリンピック招致に係わっていた。
モスクワオリンピック、ロスオリンピックの開会式も見る事ができた。
当時の大国、アメリカ、旧ソ連が、それぞれ相手国の大会をボイコットしてた。
スポーツの祭典なのに、どうしても政治に巻き込まれる。
名古屋がソウルに負ける前夜、IOC委員が夜を過ごしてた場所にいた。
何人かのIOCの委員が、”Congratulation"と言ってた。
色々な憶測は、されたが、投票の前夜までは、名古屋はそこそこの戦いをしてた。
真夜中から未明にかけて、あるグループから要望がでて、名古屋は拒否した。
そこで、潮の流れが変わった。
今回の東京の立候補にあたっては、IOCも仕組みを変えて、より透明性を高めようとしてる。
しかしIOC委員の投票によって決定する仕組みは、変わってない。
当時の名古屋も、IOC個人へのアプローチが未熟だった。
今回の東京も、その時からどれだけ日常活動をしてきたか?
個人対個人の付き合いが、とても大切。
プロのスポーツ大会、例えばワールドカップのサッカーは、ある意味同じ部分と、
ビジネスライクの部分が必要。
オリンピックは、本来アマチュアの精神で成り立ってる事を忘れてはいけない。
基本は、日常活動である。
招致の計画書が、報道されている。
この計画書が、あくまで基本である。
精緻に、魅力的に、パワフルな統一感がいる。
今回の東京は、コンパクトを主張してる。
とことんコンパクトが、相手に伝わるか?
1300億かけ新設するメインスタジアムは、コンパクトという言葉とは、距離がある。
他にも新設する予定の施設が目立ちすぎる。
オリンピックは、都市が立候補する。
東京のアイデンティを、どう考えるか?
長い歴史の中から、発見しスポットライトを与えるのと、
新しく未来に向かって創りあげるもの、の両面から考える必要がある。
ドバイとか、上海のような都市イメージでない、東京独自のイメージを打ち出したい。
東京は、家康が江戸を切り開き、大火をバネに街づくりを考え、リサイクルできるライフスタイルまで
実行した都市の見本のような先進性をも持っていた。
文化面でも、浮世絵に代表される世界に通用する物をもっていた。
復興をテーマに考えるなら、未来にむかってのリサイクルできる街を考えてほしい。
世界に通用するのは、「戦争をしないと決意した国」である事。
こんな国は、世界に極めて少ない。
堂々とアピールするチャンスである。
使い古されてるイメージがあるけど、”平和”は、日本のキーワードである。
日本人のホスピタリティも、誇れる。
優しさ、奥ゆかしさ、もったいない精神、、、日本人の美徳をアピールしたい。
奥ゆかしいからといって、あいまいなアピールはやめてほしい。
過去も、未来にむけての創造も、日本オリジンを強く考えてほしい。
東京都には、5000億ものオリンピック資金があるというが、不思議だ。
日本国民のある意味犠牲の上で、東京一極集中の資金力にしてるのに。
地方の疲弊が、続いてる中で、地方代表の都市が立候補したら、
もっと支持率は上がるだろうに、、。
インフレ目標2%でいいんですか?
自民党大勝の流れの中で、怖い流れが色々でてくる。
その中で、まずインフレ目標2%目標が一人歩きする様相。
これだけ企業の停滞が続いてる中、株価が一万円を超えた。
円安は、唯一の材料だけど、他は単なる希望的観測。
円安、株価高で、安部さんは益々声高にインフレ目標2%を言い始めた。
これで国民の生活は豊かになるか?
はなはだ疑問である。
インフレは、物価高になる事。
今物価は、安定してる。
そこの何が駄目なの?
企業の売上、従業員の給与が上がらない、と言う。
インフレにしたら、給与あがりますか?
バブル以降、派遣社員の雇用という禁じ手まがいの方法で人件費を抑え、
利益を拡大してきた。
そんな企業が、簡単に給与をあげるとは思えない。
インフレになれば、銀行の金利も上がる。
企業は、今低利の借入金でしのいできた。
金利が上がれば、返済金の負担はあがる。
国の膨大な借金の返済金も、今以上に増える。
円高になれば、暮らしに直結した物価があがる。
エネルギーコストもあがる。
デフレ時代の可処分所得と、インフレ時の可処分所得を論じないといけないのに、
単純なインフレ2%論に組しては、とても危険である。
まずメディア側に変な安部マジックをなぞらえてほしくない。
きちんと良識を持った議論をしてほしい。